校長日誌

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2018年08年08日 | 校長日誌

今日は、ボランティア学習・活動の取り組みをご紹介いたします。ご参考までに、毎学期発行している「カトリック通信 ”一粒の麦”」最新号もお読みください。特に、毎年、一学期号では、本校のカトリック教育、ボランティア学習についての概要を掲載しております。一つの取り組みごとに生徒たちは感想を書きとめ、聖書ノートに貼ったり、一部をこの通信で分かち合ったりしています。

なお、中学生においては、総合的学習「MJプログラム」の一環として、全員が理念や活動を知り、体験するため、「ボランティア学習」と表現しています。例年、中1では「ボランティアとは?」というオリエンテーション的な学習を行ったり、太田川河川敷清掃ボランティアや校内でのブラインドウォークを行ったりしています。

太田川河川敷 ブラインドウォーク

中学2・3年生では、昨年度より、校外でのボランティア活動に積極的に参加する方向を示し、生徒たちは提示された内容の中から選択しています。昨年度は、「デイサービス慰問」、「病院主催イベントのお手伝い」、「要約筆記」、「国際フェスタ」、「あしなが学生募金」、「献血推進呼びかけ」などに参加しました。そして、三学期にはお互い体験したことをまとめ、発表しあい、献血ボランティアを積極的に取り組んできた卒業生のアドバイスも受け、さらに深めていこうという締めくくりとなりました。

中2発表 模造紙発表

その流れを受けて、中3では、早速、フラワーフェスティバルでの「ユニセフ」の

活動に参加した人もいます。ユニセフボランティア

前回、ご紹介した夏の「カトリック広島司教区平和行事」を含め、「地域清掃」、「共同募金」、「白い杖SOS」、「献血呼びかけ」などから選択しました。これらの活動にあたっては、いつも広島市西区社会福祉協議会、カトリック教会や生徒たちを受け入れてくださる皆様には大変お世話になっております。並行して、NDA(ノートルダムアクション)委員会では、生徒たちが主体的にボランティア活動を行ったり、クラスメートに呼びかけたりという活動を行っています。中高それぞれがこれまでの活動を継続したり、新たな活動を探してきたりと、とても積極的で、私たちも実にさまざまな活動があると教えられます。このたび、豪雨災害被災地へのボランティアに早速出かけた生徒たちもいましたが、夏休みに入ってからいろいろと経験する生徒たちもいるかと思われます。高校生では、東日本大震災被災地ボランティア(南三陸ベース)も計画されています。この度、地元の水産業被害も大きいと聞きますので、南三陸での漁業支援などを通して、今後の復興支援にも活かされるよう学んでこれるといいですね。その他、アジアの大学生に対して、英語で碑巡りの案内をするという活動にも中3・高校生20人余りが参加いたします。もちろん、日常生活での自立や家でのお手伝いも重要です。教室内や廊下には、日頃から古切手、ベルマーク回収箱に加え、ペットボトルのふた、インクカートリッジ、使い捨てコンタクトケースの回収も呼びかけられています。

ペットボトルキャップ インクカートリッジ回収

使い捨てレンズ回収

自習室や図書館の机上には、消しかす入れが新聞広告で作られています。

新いす

といった日常の積み重ねと、外の世界での体験とのバランスをとりながら、この夏の生徒たちの活動を応援していきたいと思っております。

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知恵に対するソロモンの愛 

知恵こそはたらいて徳を得させるのだ。

すなわち、節制と賢明、正義と勇気の徳を、知恵は教えるのである。

人生にはこれらの徳よりも有益なものはない。…

知恵が善を勧めてくれ、悩みや苦しみを慰めてくれることを知っていたからである。

(知恵の書 8章7、9節)

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感謝と祈りのうちに

 

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