校長日誌

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2022年02年14日 | 校長日誌

二学期(11月20日付校長日誌の中でもご紹介)に、清友会(本校の中学生徒会)における中学審議会、クラス委員会コラボのSDGs取り組みを紹介しましたが、その後、図書委員会とも連携した「使い捨てカイロの回収~地球の水をきれいに」が進行中です。

先日、上記の委員会による校内放送が行われました。一部をご紹介します。

”12月からのカイロ回収にご協力いただき、ありがとうございました。おかげで174kgのカイロが集まりました。これらは兵庫県西脇市の株式会社GoGreen Groupに送ります。カイロはヘドロを分解したり、農薬の混ざった水をきれいにしたりする効果があり、この会社はカイロを加工して汚れた池や海に入れることにより世界中の水をきれいにする活動をされています。”

”カイロを送るために14100円の送料が必要です。そこで、今度の古本市の売り上げを送料として活用させていただくことになりました。「え?古本市って何?」という方のためににのみやちゃんが説明してくれます。”

”はい、にのみやです。古本市とは清心生がもう使わなくなってしまった問題集や読まなくなってしまった本やマンガを持ち寄り、販売するイベントです。このイベントは3Rの一つ「リユース」に対応しています。他の人に大切にしてもらえるのなら本も幸せだと思います。皆さんがたくさんの本を寄贈してくださることを願っています。”

”今回、合計約300冊の売り上げを目標にしています。ご協力よろしくお願いします。”

委員会がみつけた活動(物資の送付)には、資金が必要、そのためにどうやって中学生が捻出するかを考えていく中で、図書委員会が実施していた古本市との連携がかないました。早速、ポスターも完成しました。

12 「つくる責任つかう責任」、14「海の豊かさを守ろう」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標に関係する取り組みにつながっていますね。他にも6「安全な水とトイレを世界中に」、9「産業と技術革新の基盤をつくろう」といった目標とも関連しているようです。

おそらくこの取り組みは季節性があるものの、今後も続くのでは?と予想しています。学園祭バザーでは長く、中古本コーナーがありました。在校生の活動として、ご家庭でもご協力よろしくお願いいたします。学習系は18日(金)まで、他の本・雑誌は24日(木)まで集めるとのことです。さらに、古本市の先として、日本聖書協会リサイクル募金という活動にも参加する予定です。

他にも、再生チョークの作成や海外への物資協力などの取り組みも進行中。この活動は何のため、誰のため?と問い直し、議論も進めながら、新たな道を切り拓いていけるといいですね。

本校では、NDA委員会が以前から、ベルマーク、古切手、インクカートリッジ、ペットボトルキャップを回収しています。数年前からは、使い捨てコンタクトレンズのケース回収も始まりました。使い捨てカイロ回収も高校HR委員会による昨年の取り組みが、今回の中学生のコラボ企画につながったように思えます。

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体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。わたしたちは、体の中でほかよりも恰好が悪いと思われる部分を覆って、もっと格好よくしようとし、見苦しい部分をもっと見栄えよくしようとします。見栄えのよい部分には、そうする必要はありません。神は、見劣りのする部分をいっそう引き立たせて、体を組み立てられました。それで、体に分裂が起こらず、各部分が互いに配慮し合っています。一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。(「コリントの教会への手紙」一 12章22~26節より)

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感謝と祈りのうちに

 

 

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