校長日誌

一覧へ戻る

2018年11年02日 | 校長日誌

11月1日(木)、学園慰霊祭を次の日程で過ごしました。

8:40~9:10 HR…『知られざる被爆米兵~ヒロシマの墓標は語る~』一部視聴と資料読み合わせなど

10:00~11:00 慰霊祭ミサ

11:10~12:10 『PAPER LANTERN』視聴(60分 ドキュメンタリー映画)

12:25~13:10 森重昭・佳代子ご夫妻へのインタビューとお話

当日、お越しくださったご遺族・翠松会及び同窓会の役員・委員の皆様、ありがとうございました。

司式をしてくださったアンリ神父様(廿日市教会)にも感謝申し上げます。

 

 ミサ係(高2)

  

 

NDホール講堂での初めての慰霊祭ミサはとても厳かでした。あるご遺族から寄贈していただいたオルガンの音色がとても優しく、故人のお姿が目に浮かんできました。聖歌隊(中学音楽部・高校合唱部)の歌声が本当に美しく、生徒の皆さんの♪主よみもとに、♪やさしきみ母、♪いつくしみふかき もホール全体に響き渡り、共に祈りを捧げました。アンリ神父さまが「今日のごミサは、ご遺族の方々だけでなく、いつかは死を迎える私たちのためにも祈りましょう。」と話され、今日の福音書の箇所(最後をごらんください。)に何度も登場する「御心(みこころ)」についても考える機会をいただきました。

「いつくしみ深い神よ、命の糧に力づけられて祈ります。お亡くなりになった学園関係者の霊魂が、復活の恵みを豊かに受け、永遠の喜びに満たされますように。」(拝領祈願より)

 

ご遺族をお見送りし、休憩を入れたあと、森 重昭先生と奥様の佳代子先生と共に映画『PAPER LANTERN』を鑑賞しました。自ら被爆された森先生がお仕事の傍ら、当時被爆した米兵たちの足跡を粘り強く辿り、ご遺族を捜し、歴史研究を行ってこられた40年間の重みを感じると共に、その後のご遺族とご夫妻の交流が心に響く作品でした。そして、これらの活動がアメリカに知られ、オバマ大統領来広の際、平和公園での献花式で一躍世界にそのお姿が知られるようになったことなども含め、生徒会のインタビューという形式で語られました。

質問の一部です。

Q 被爆したアメリカ兵のことを、長い年月をかけて調査されましたが、かつては敵であったアメリカ兵のことをどうして調べようと思われたのですか?

被爆死したアメリカ兵の遺族に会われたときのお気持ちをお聞かせください。

Q 卒業生でもある佳代子先生は、森先生をどのようなお気持ちで支えてこられたのですか?

Q 私たち中学生・高校生には、どのようなことを考え、何をして欲しいと思われていますか?

どの質問にも丁寧に応えてくださいました。『婦人之友』2017年8月号及び2018年9月号にお二人のことが掲載され、この資料も全員で拝読しました。ここには、佳代子先生が恩師シスター方のお墓参りにボストンにいらっしゃったことなども紹介されています。重昭先生は、広島だけでなく、長崎の外国人捕虜に関して調査されていて、オランダ兵捕虜の「被爆死」に関する登録についても9月の新聞で紹介されていました。

佳代子先生は、毎年8月6日に世界平和記念聖堂で行われるレクイエムで歌い続けておられます。ちょうど今年でご結婚50周年という金婚式をお迎えのお二人とも大変お忙しい中、貴重な機会をいただき、心から感謝申し上げます。

関東地方では、卒業生たちが「PAPER LANTERN」上映運動を進めていると聞きます。朝、冒頭に視聴した番組は卒業生が制作したものです。私たちも自分たちができることを日々考え続け、実践していきたいと思います。今後のお二人のご健勝をお祈りしております。

*****************************

父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。

(ヨハネによる福音書 6章37~40節)

*****************************

感謝と祈りのうちに

一覧へ戻る