校長日誌

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2018年09年28日 | 校長日誌

9月27日(木)の中高合同昼礼は、内容が盛りだくさんで、移動時間などを考え、放送で行われました。高1に来ているオランダからの留学生の紹介と東日本大震災及び広島の豪雨災害被災地ボランティア報告の一部をご報告します。

留学生のNさんの流暢な日本語には驚きました。来日からまだ一ヶ月余りなのに、努力の賜物ですね。私たちもオランダの文化や生活などを学び、充実した交流となりますように。昼礼後、中1の文化学習~着付けに参加し、ゆかたの着付けを習っていました。

DSCN4353 中1さんは帯の結び方を練習。

Nさんは浴衣を着付けてもらっていました。

そして、高1東北(南三陸)ボランティア8名の報告は、時間をかけて準備されたスライドを提示しながら行われました。カリタスジャパンのベースの皆さんには毎年、大変お世話になり、ありがとうございます。

冒頭の写真は、真剣にその報告を聞いている中学1年生の教室です。

無題 東北2

東北5   東北6

東北3 東北4

まとめの報告を一部ご紹介します。

私達は、東北のボランティア活動に参加して実際の被害を目で見て肌で感じることの大切さや、仲間と助け合う大切さ、被災地の方々の温かさや優しさを感じ、学ぶことができました。ボランティア先で広島の土砂災害について心配してくださる方が多く、「共に寄り添う」という考えを持っていらっしゃいました。それは一度震災を経験したからこそだと思いました。

メディアで放送された震災当時のお話を聞いたことがありましたが、実際に現地に行ってお話を聞くと報道しきれなかった事実や現地の人々の本音を見聞きすることができ、とてもいい経験になりました。現地の方のお話で一番印象に残ったのは「避難して何もないのは当たり前」という言葉です。その方は東日本大震災とチリ津波で2度被害を受けておられ、避難することの大切さを強く伝えてくださいました。

また、現地の人達の仕事を手伝うことで、少しでも力になれた気がして、とてもうれしく思いました。現地の人と一緒に復興に向かっての活動をすることはなかなか経験できないことなので、印象に残りました。

今回、ボランティアに参加したある高校生は、「昨年の上級生の報告を聞いて行ってみたいと思いました。」と話していました。このように、上級生から受け継いでいくことも、現地の方々がおっしゃる「風化させないで」「忘れないで」という願いに繋がっていくのでしょうね。

続けて行われた広島の被災地支援ボランティアの報告も身近なこととして受け止めていました。

これからも必要とされることを考え、行動できたらと思います。

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人の口は、心からあふれ出ることを語るのだ。

(マタイ12章34節)

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感謝と祈りのうちに

 

 

 

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