校長日誌

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2021年12年08日 | 校長日誌

12月7日は、原爆ドーム・厳島神社が世界遺産に登録されて25年。そして、本日12月8日(現地時間では7日)は真珠湾・マレー半島攻撃から80年。節目の年です。

↑  今日も中学校舎からくっきりと厳島が見えます。山の紅葉も彩り豊かです。

↓ NDホール側から見える広島市内中心部(原爆ドームまでは見えませんが、思いを馳せながら…)

ここからハワイ編(2009年に参加した「パールハーバー・ワークショップ」での写真から)

研修場所:ハワイ大学「東西センター」(約10日間のプログラム)

日米の教員約60名が大学教授や大学院生などと共に集い、フィールドワーク(真珠湾めぐり…アリゾナ記念館・戦艦ミズーリ号・戦艦ボーフィン号、空軍基地や国立太平洋記念墓地など)、講演(真珠湾攻撃体験者や研究者の講話)、ディスカッションなど濃密なワークショップでした。

アリゾナ記念館Arizona Memorial(広島の平和記念資料館と似たような存在ですが、衝撃的だったのは、戦艦アリゾナの上に浮かんでいること…)

戦艦ミズーリ号からみたアリゾナ記念館

ワークショップでのディスカッション風景…私はしどろもどろ…テスト中の生徒の皆さんには、英語や議論する中身をしっかりと勉強する大切さを強く訴えたいです! あとは相手の意見を聞きながら、多少の失敗を恐れずに意見を言ってみること。

ワークショップ後も、参加した全国の教員と連絡をとりあい、特に三人の先生方(下記の本の編者)のお世話になり、東京での研修も行われました。この体験をもとに私自身も授業(中学地理や歴史、世界史、宗教)で、年に一度は「広島とハワイ~命をつなぐ」といったテーマを取り上げています。ワークショップやその後の研修の集大成として、ちょうど10年前(真珠湾攻撃から70年)に『真珠湾を語る 歴史・記憶・教育』(矢口祐人、森茂岳雄、中山京子編著 東京大学出版会)が出版されました。

ワイキキ沖のボートから見た美しいサンセット

国際協力関係を通して、ある記者の方に紹介していただいたこのワークショップ(数年間続いた結果、今は終了)との出会いは、自分自身の授業や生き方など大きな影響を与えられました。この夏、あるOG大学生から「広島と真珠湾」について考えるプログラムを企画したいので、この関係の教授を紹介してほしいといううれしい便りがありました。もしかして授業で触れたことを覚えてくれていたのでしょうか。私も久しぶりに当時お世話になった大学の先生方と連絡をとることができました。これからも自分なりに学び、考え、行動し続けたいと思います。

広島の朝焼けも美しい!

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今日の聖書朗読箇所 「マリアの賛歌」…ルカによる福音書1章46節~56節

そこで、マリアは言った。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、その憐れみは代々に限りなく、主を畏れる者に及びます。主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。その僕イスラエルを受け入れて、憐れみをお忘れになりません、わたしたちの先祖におっしゃったとおり、アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。

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感謝と祈りのうちに

 

 

 

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