校長日誌

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2020年01年29日 | 校長日誌

この度、中学入学手続きをされた皆さん、書類封筒の中にあった「中学生になる前に読んでおきたい十のお話」というパンフレットを読みましたか?残りの小学校生活を大切にしながら、入学前までにゆっくりと読書を進めてきてほしいという願いを込めて作成されました。今日は、本校の読書や図書館活用の魅力をお伝えします。冒頭の写真…よく見ると、芥川賞作家!からの貴重なサイン色紙が飾ってあります。

今日(1月29日)、図書館は1、2、3、5、7限と、授業やHRでの使用。中1理科や中3HRでの学習は、タブレットを利用し、グループ作業も取り入れられていました。

    

また、中1、中2は水曜日6限後、「読書」という時間を設定し、一斉に自分の好きな本を読んでいます。

各階の廊下には、学年文庫も設置されており、自由な読書を推進しています。

NDホール3階の新図書館は魅力が増し、生徒たちにとっての「知識の泉」「学びを深める場」「憩いの場」となっています。その推進役は図書委員たち。図書委員を希望する生徒たちは多く、朝、昼、放課後の活動も含め、図書館愛は深いです。

 

これまでも、何度か「今日の清心」で図書館の魅力をお伝えしましたが、図書館教育部の竹舛教諭にさらにパワーアップしていく心意気を聞いてみました。

図書館学を学ぶ人は必ず勉強することになるのが「ランガナタンの図書館学の五原則」。インド図書館学の父と呼ばれている学者ランガナタンが提唱したもので、その5番目の原則にはこうあります。“図書館は成長する有機体である”。学んだ時はピンときていなかったこの原則が、清心の図書館で日々皆さんの姿を見守っていると、常に心のどこかで響いている気がします。「どうしたらみんながたくさんの素敵な本と出会えるだろう」「みんなが勉強に集中するために、どうしたら良いだろう」「授業でより使い易い図書館となるためには、何が必要だろう」・・・楽しそうに本を選んでいる笑顔、友人同士でディスカッションする真剣なまなざしを見ていると、生徒の皆さんや先生方にとってのより良い図書館を目指さずにはいられません。そう、図書館は利用する全ての人のために「成長」を続けるものなのです!
新図書館に移動してからも、毎年、毎学期、そして毎日どこかで図書館は変化しています。クラスと図書館の架け橋として活躍してくれる図書委員さんや、図書館に本を届けてくれる書店さん、家具や備品を整えて下さる業者さん、図書費を援助してくださる同窓会と翠松会(保護者会)の皆様、そして何より日々本に親しみ、図書館を利用してくれる利用者の皆さん・・・たくさんのサポーターに恵まれていることに心から感謝しています。ありがとうございます。これからも皆さんの思いと期待に応えられる図書館でありたいと思います!

なお、「こどもが変わる 学校が変わる」平湯モデル図書館(アイチ株式会社)のホームページでは、本校の取り組みが適宜紹介されております。こちらもどうぞご覧になってください。

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冬越しと思っていたら、年明けに蕾を発見。咲いた花は「今日の清心」でどうぞごらんください。初代ハイビスカスもなかなか忍耐強いです。八重のハイビスカスも小さな蕾をつけています。

”ありのまま受け入れたとき、相手の秘めた可能性が開花する。”(『置かれた場所で咲きなさい』byシスター渡辺和子 幻冬舎より)

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感謝と祈りのうちに

 

 

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