校長日誌

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2020年10年23日 | 校長日誌

10月22日(木)、広島市現代美術館での中2フィールドワークに引率してきました。雨は残念でしたが、中2の生徒たちは今年度初のお出かけ行事で楽しんだようですし、私自身も「芸術の秋」を堪能できました。これも、美術館スタッフの皆様のおかげです。今回は、午前と午後、2クラスずつ集合し、さらにその中も4グループに分けての美術館見学と実習を行いました。

今日の清心」で紹介された写真以外を載せてみます。比治山の豊かな森を生かした構造の現代美術館の設計は日本の代表的な建築家である黒川紀章氏です。美術館正面から見たヘンリー・ムーアの彫刻「アーチ」をパチリ。広島市爆心地を向いています。

多くの生徒たちは広電の比治山線を使い、登ってきたようですが、「めいぷるーぷ」バス(オレンジルート)の運行も再開されています。市内を以前歩いていると、観光客の方から「めいぷるーぷ」について聞かれ、戸惑ったことがあり、広島市民としてルートや停留所なども説明(英語でも)できるといいなと思ったものです。

上の柱のたもとには、被爆石が使われています。

絵はがきコーナーにいらっしゃったスタッフの皆様です。

 

ナビゲーターの方々の説明が丁寧に行われ、現代彫刻や映像作品などとても興味深かったです。「地球電話」(野外彫刻 写真奥側)もかけては、会話を楽しみました。館内では今、「コレクション・ハイライト」(ヒロシマに関する作品など)+特集「肖像(わたし)」という展示が行われていて、ゆったりと鑑賞できる雰囲気です。

たてものフロッタージュ」(現在、定期的に開催中)ワークショップも楽しかったです。学校の美術の授業でもしているとのことですが、新しい発見がたくさんありましたし、何よりも色鉛筆でこするって、楽しいですね。大人の塗り絵が人気なのもわかるような気がします。生徒たちの視点や作品に感心することばかりでした。

中の展示作品を撮影できないので、外側からガラス向こうにいる生徒たちを写してみましたが、中はさすがに見えないですね。一日中雨はよく降りましたが、館内で快適に過ごすことができました。鑑賞態度もほめていただきました。何よりも現代芸術は、本当にユニークで、自分の心が開放されていったように感じました。

卒業生の学芸員にも会えました。本当に多くのスタッフの皆様にお世話になり、ありがとうございました。改修工事のため、12月28日から2年間休館で、2023年3月にリニューアルオープンとのことです。12月27日までに、是非、皆様もお越しください。

本日は、中1と中3がフィールドワーク、高校生は1時間遅れではありますが、グランド整備を行った上で、フィールドゲームを実施しております。それぞれ充実したときを過ごせますように。

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すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロ(パウロ)は元どおり見えるようになった。(「使徒言行録」9章18節より)

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感謝と祈りのうちに

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