校長日誌

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2020年02年12日 | 校長日誌

68期中3が中学卒業前に取り組んでいるもの~「わくわく」プロジェクトと名付けてみました。その特徴は新しい試み「世界のレディたち」ポスターセッションと、これまでの取り組みをすべてつなげていく試みの二本立てです。歴史上の人物なり、現在どこかで活躍中の人物なり、素敵な出会いに「わくわく」、自分の将来に「わくわく」してほしいと願っています。

     

このプロジェクトに取り組んでいる中3学年団にインタビューしてみました。

Q 中3はこれまで、「長崎探究ミッション」や「SDGs調べ学習プレゼン」をはじめとして、生徒たちの主体的な活動に積極的に取り組んできました。今回、世界のレディたちリスト数百人を挙げて調べてみようという提案のきっかけはどんなことですか?

A 今年度,中3はSDGsで「4.質の高い教育をみんなに」を担当しています。2学期に,国連でSDGsを立ち上げられたシスタージーンが本校に来られたとき,ある生徒が「この目標に対して,私たちに何ができますか。」と尋ねたところ,シスターから「実際に、教育がどのような影響を与えているのか,まずは調べなさい。」とアドバイスしていただいたことがきっかけです。また,中学卒業が近づく中,先人の生き方や業績を知ることで,自分のこれからの生き方についても考えてもらいたいと願って,世界のレディたちを調べることにしました。

Q 最終的に、195人のレディたちを選定されましたが、生徒たちの調べ学習の進捗状況はいかがですか?

A 自分が選んだレディについて,HRの時間に,図書館の図書やタブレットを用いて調べました。「長崎探究ミッション」の経験もあって,事前に家や図書館で下調べをしていた生徒も多く,そのような生徒に刺激を受けて,クラス全員が熱心にとり組んでいました。次回のHRでは,調べた内容をまとめて,ポスターセッションの準備を進めます。ポスターセッションによる発表は3月13日(金)を予定しています。

Q 「世界のレディたち」のポスターセッション準備、多様性に関する講演会、未来の自分(進路)探し、「静修」、進路講演会というこれまでの流れを一つにつなげてみて、生徒たちにどんな気づきや姿勢を望みますか?

A 世界で活躍している女性の考え方に共感したり,行動力に勇気をもらったりすることを通して,生徒たちが自分の将来(生き方・人生)について,「よく考える」機会にしてほしいです。様々な人からお話を聞いたり,自分の選んだレディの人生を調べたりしますが,自分と同じ生き方をしている人は誰もいません。ただ,自分とは違う…で終わらせるのではなく,自分は「こんな人になりたい」「こんなことをしてみたい」と具体的に考えるきっかけになってほしいと願っています。そして,将来を見据えて,今,何をしなければならないのかと,常に自分に問い,考え続けてほしいです。

<中3学年団>

これまでも、さまざまな職業を調べたり、発表したり、体験を通して感性を磨いたり、社会の課題を学んだり、いろいろな角度から学び続けてきた68期生。12月のクリスマスタブローという大舞台後、一段と成長を感じる一方で、どの人たちにも訪れる将来への期待と不安感~この時期に、3年間の集大成として、自分と社会をみつめ、情報を共有しあえる場を大切にしたいと思います。長いスパンでじっくりと考えを深める機会があるのも中高一貫校の良さだと感じます。68期生のチャレンジを応援し続けます! ちなみに、今日の中3音楽合同練習ではとてもパワフルな歌声が講堂一杯に響いていました。プログラムは5番目です。どうぞお楽しみに。

  

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人は自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。(『ガラテヤの信徒への手紙』6章7節)

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感謝と祈りのうちに

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