校長日誌

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2019年05年11日 | 校長日誌

朝、若干の雨が心配されましたが、創立者「聖ジュリーの日」行事が滞りなく行われました。新学期の慌ただしい中、係生徒中心に入念に準備されました。連休直後で、いろいろな細かい準備においては、さまざまな方々に助けていただきました。ありがとうございました。二回に分けてご報告いたします。

中1と高Ⅲは、世界平和記念聖堂で過ごしました。耐震工事はまだ続いていましたが、昨年と違い、正面のモザイク「再臨のキリスト」やステンドグラスが元に戻り、改めてこの大聖堂(重要文化財)の荘厳さを二学年の生徒たちと保護者の皆様と味わうことができました。

 

最初に、高3から中1さんへ手作りメッセージカードが渡されました。

中1・高3でペアを組んで入場します。

  本日の司式は幟町教会主任 荻神父様です。

 オルガンは村上敬子先生。ミサ後も素晴らしい演奏を披露してくださいました。工事が終了したら、パイプオルガンも是非聴きに行きたいですね。

 

ジンバブエへの支援物資も奉納されました。

 

共同祈願…それぞれの学年の生徒や先生たちの祈りに心がこもっていて、一緒に参加している実感がわきます。「聖ジュリー列聖50周年・創立70周年を感謝して」、「苦しみや悲しみのなかにある方たちのために」、「世界平和のために」、「清心での出会いに感謝して」、「在校生と保護者のために」という意向で祈りが唱えられました。「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください」

 クラス毎に神父様から祝福をいただきました。

本校の大先輩 宝神泰子先生による被爆体験及び創立期の講話…英語の恩師でもある先生の一言一言をかみしめて拝聴しました。2期生から65期、そして70期生へと繋がれていく清心スピリットを大切にしていきたいと思います。先生、ありがとうございました。

  今年は聖堂見学が一部可能となりました。

高3の案内をしっかりと中1の皆さんは受け止めていたようです。

 1981年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世来広を記念する胸像

  高3の人たちは、見学案内と清掃活動に分かれました。重要文化財を清掃させていただくのも貴重な機会です。

聖ジュリーが生きておられた約200年前のフランスは、大きな社会変革の時代でした。そのような時代にあって、聖ジュリー自身の生涯は大きな困難に満ちていました。しかし、どんなに苦しい時でも、祈りと行いで愛を示されました。このような生き方は、私たちが受け継ぐべき学園の精神です。全世界のノートルダムの兄弟姉妹とともに、祈った一日…今日(5月11日)の中学終礼では、パリのノートルダム大聖堂再建に向けての募金活動を行いました。中1~中3まで、ちぎり絵によるマリア像の絵も少しずつできあがっています。次回は、校内でのミサと映画鑑賞についてお伝えします。

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人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあるだろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあるだろうか。罪人でも同じことをしている。返してもらうことを当てにして貸したところでどんな恵みがあるだろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして罪人に貸すのである。しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない人にも、悪人にも、情け深いからである。あなたがたの父が憐み深いように、あなたがたも憐み深い者となりなさい。(ルカによる福音書6章31~36節)

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感謝と祈りのうちに

 

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