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写真:人物

アイコン:花豊かな人間性Rich humanity

さまざまな経験が育む 豊かなこころ

体も心も成長していく中学、高校の6年間は、豊かな心を育てる学びの場でもあります。
清心では創立者マザー・ジュリーの名前を冠したMJプログラムにおいて、幅広い体験を通じて感謝する心、支え合う心、奉仕する心を育み、心の清い、愛の人を育てることを目指しています。

カトリック教育

  • すべての教育活動の根底に息づく
    カトリックの精神

    カトリック学校である本校は、一人ひとりが「神から愛されている存在」としての自覚を持ち、他者と共に生きようと志す人間の育成を目指しています。多感な時期にある生徒に対し、キリスト教的価値観に基づく教育を実践することで、本校の教育理念である「心を清くし 愛の人であれ」の清心を体得し、実践できるようにしています。

    日々の生活や行事、授業など、あらゆる教育活動にカトリックの精神は生かされています。毎日の学校生活の中で、生徒たちはごく自然に宗教的なものに親しみ、確固たる価値観を持った一人の女性へと成長していきます。

    写真:お祈り

  • 瞑黙(めいもく)

    「わたしの魂よ、沈黙して、ただ神にむかえ」(詩編62篇6節)

    瞑黙は目を閉じ、心を静め、祈りのうちに自己と向き合うために行う清心の伝統で、様々な場面で見られます。たとえば休憩から授業へと切り替わる授業開始時には、動きを止めて目を閉じ、心も体も黙することで、これからの時間に真剣に向き合えるよう気持ちを整える助けになります。そして終了時の瞑黙は、共に学んだクラスメイトと教員、さらにこのかけがえのない時間に感謝する姿勢につながります。

    写真:瞑黙

  • 祈りと奉仕

    「受けるよりは与える方が幸いである」(使徒言行録20章35節)

    私たちは神からはかりしれないほど多くのものをいただいています。いただいた恵みに感謝し、それを他の人に還元していく、というのが奉仕の精神の土台です。清心の基盤であるカトリック教育、創立者の名を冠したMJプログラム、生徒主体のボランティア活動を主導するNDA委員会など、清心には祈りと実践の機会が豊富にあります。これらの活動を通じて、生徒たちは、神からいただいたタレント(能力)を他者のために活かしていく、「無償の奉仕」のあり方を学んでいきます。

    写真:清掃活動

  • 宗教の授業

    「だれでも、求める者は受け、探すものは見つけ、門をたたく者には開かれる」(マタイ7章8節)

    中1から高3まで全学年で行われる週1時間の宗教の授業では、創立基盤であるキリスト教は勿論のこと、世界の宗教を知り、現代社会の抱える諸問題について考える時間にもなっており、倫理的問題をも考える幅広い内容の授業が行われています。国際人として活躍するためにも宗教について学ぶことは意義深いことです。

    写真:宗教の授業

  • クリスマス

    「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3章16節)

    クリスマスは、神が私たちを愛してくださっているしるしであるイエス・キリストの誕生をお祝いする大切な日です。清心のクリスマスは、中学1年生が校内の飾り付けをするところから始まります。12月に全校で実施するクリスマス行事では、ミサに続いて中学3年生によるキリスト誕生の聖劇「クリスマスタブロー」、高校3年生によるハレルヤ・コーラスが花を添え、学校全体でイエス・キリストの誕生をお祝いします。また、12月24日の夕方には、同窓生や近隣の方にもおいでいただき、ミサが行われます。

    写真:キリスト誕生の聖劇「クリスマスタブロー」

  • 静修の日

    「静かにささやく声が聞こえた」(列王記上19章12節)

    卒業を目前に控えた中学3年生と高校3年生が行います。共に学び、過ごしてきた仲間と、時間と空間を共有しながら、沈黙の内にこれまでの歩みをふりかえり、感謝のお祈りをします。静修の日は、沈黙の中に身を置くことにより、中学、高校生活の中でいただいたたくさんのものに気づき、お世話になった方々や神への感謝の気持ち、そして未来へと歩みを進める勇気が芽生えるときです。

    写真:お祈り

カトリック研究会(カト研)

写真:ミサ

聖書について学ぶことを軸に、聖歌の演奏やキリスト教ゆかりの地への巡礼など様々な活動を行っています。

活動は毎週金曜日、カト研オリジナルの聖書かるたや聖書の分かち合いを行ったり、学年末ミサや広島市内のカトリック校合同の「クリスマスの集い」に参加するなど、学年・学校を超えてカトリックについて体験的に学べます。
クリスマスの集いでは、キリスト誕生の降誕劇「クリスマスタブロー」とトーンチャイムの演奏を披露します。
クラブ活動と掛け持ちして参加できます。

女子教育

幸せな社会を実現するために
行動できる女性

現代の社会において、女性が生きていく上での選択肢は増えました。
しかし、日本ではまだまだジェンダー平等とは言い難く、コロナ禍のしわ寄せを受けて厳しい状況におかれる女性も少なくありません。
貧しい子どもや女性たちへの教育を提唱し、迫害を受けながらも学校を創立した聖ジュリー。
そしてその意思を継いで世界に活動を拡げたシスター方。
社会的に弱い立場にある人々のために尽くした先人の足跡を学びながら、より良い社会を目指して「なでしこ」のようにたくましく生きる女性を育てるため、清心では、女子校ならではの環境の下でチャレンジすることを奨励しています。

心を清くし 愛の人であれ

心の基礎を養う6年間

性にとらわれることなく、自分に与えられたタレント(能力)を他者のためにいかすことが可能であり、他者をかけがえのない一人の人間、 存在として接する機会に恵まれた清心の6年間。
卒業後、社会に出てジェンダーギャップにぶつかっても、他者を”一人の人間”、”大切な存在”と捉える力が養われているならば、自分の能力を正しく使うことができます。
「自主・協力・奉仕」を目指す日々の教育活動を通して、人のために仕える真のリーダーシップを発揮する女性に、そして「社会の良心」「世の光」「愛の人」として、誠実で小さな営みを積み重ね、女性も男性も、子どもも大人も、誰ひとり取り残すことなく幸せな社会を実現するために行動できる女性になって欲しい、というのが本校の願いです。

HR委員会

人としての豊かさを育む女子校ならではの環境

様々な役割を経験できるのが女子校の良さです。責任者としてリーダーシップを発揮したり、仲間と協力して成し遂げたり、それぞれの役割を気負いなく自然に果たしています。女子だから、男子だからという性別にとらわれず、自らの望む道を切り拓いていく姿は、逞しく、心強く映ります。

また、中学高校の6年間を過ごす仲間との友情は一生の宝。自分の素の姿をさらけ出しても大丈夫だと思える友達、悩み、迷ったときには助け合いながら清心で過ごした友達はその後の人生においてかけがえのない存在となります。

集合写真

MJプログラム

マザー・ジュリーの名を冠する清心独自のプログラム

「感謝する心、学ぶ心、支え合う心、奉仕する心」をさまざまな分野の学習を通して育みます。

MJプログラム概略

  • 1. カトリック学習

    人間の尊厳と生命の尊さを知り、他者に心を開いた人を目指しましょう

    • 聖ジュリーの日記念ミサ(5月)
    • 学園慰霊祭ミサ(10月)
    • クリスマスミサ(12月)
    • 聖母月にマリア様に献花(中学生)
    • クリスマスタブロー(中3)
    • 週1回の宗教の授業
    • 全ての教育活動の根幹にあるカトリックの精神
    • ミサ

      聖ジュリーの日記念ミサ

    • クリスマスタブロー

      クリスマスタブロー

  • 2. 人権・平和学習

    人との関わりを通してともに社会に生きる人を目指しましょう

    • 「広島」「ヒロシマ」「廣島」についての学習(中1)
    • 大久野島など、加害の歴史の学習(中2)
    • 人権についての学習(中2・中3)
    • 沖縄についての学習(高1)
    • 人権についての学習(高2)
    • 一人の人間としていかに 生きるべきかを考える(高3)
    沖縄研修

    高1は沖縄研修で平和について学びます

  • 3. 文化学習
    (茶道・華道・坐禅など)

    自分の視野を拡げ、国際社会の中で共に生きる人を目指しましょう

    • 茶道、華道、坐禅・着付け・書道を体験する(中1・中2)
    • 沖縄研修
      茶道

      障子の開け閉めや歩き方から始まり、お点前の体験まで、心地よい緊張感の中で和の心を学びます。

    • 華道
      華道

      講師の先生の指導のもと、若い感性でお花を生けます。終了後、花材は自宅に持ち帰れます。

    • 書道
      書道

      とめ、はね、はらいなど書道の基本を学びます。心を落ち着かせて、一人ひとりが半紙に向かいます。

    • 坐禅
      坐禅

      坐禅の姿勢を教わり、自分の心と静かに向き合います。慌ただしい日々の中、ひと時の静寂を体験します。

  • 4. 国際理解学習

    文化を継承・創造する担い手となることを目指しましょう

    • 言葉・食文化・踊りなど、異文化体験 ユニセフ職員によるワークショップなど(中1)
    • JICA職員による講演など(中2)
    • 朝鮮通信使に関する学習・フィールドワーク(中3)
    • 国際理解について、中学時代に学んだことや種々の教科学習から学んだことを統合し、国際理解を深める(高1〜高3)
    • AIU・AFS・YFUなどの高校生留学プログラム(高1〜高3希望者)
  • 5. 性の学習

    生かされている命を大切にできる人を目指しましょう

    • 思春期の成長過程や女性を取り巻く環境の学習などを通じて、一人の女性としての生き方を考える
  • 6. ボランティア学習

    社会の一員として人に尽くす生き方を目指しましょう

    • 太田川清掃(中1)
    • ブラインドウォーク(中1)
    • 身近な校外でのボランティア活動(中2・中3)
    • 手話講習会(高1)
    • 車いす体験(高2)
    • アフリカへの靴の寄付(高3)
    • ジンバブエ支援
    • チャイルドファンドジャパン募金
    • 太田川清掃

      太田川清掃

      校外に出て、清掃ボランティアを行っています。

    • ブラインドウォーク

      ブラインドウォーク

      白杖を使って校内を実際に歩く体験をします。

  • 7. キャリア・進路学習

    自己に与えられた可能性を見出し、他者の幸せに繋がる自己実現を目指しましょう

    • 生活面、学習面の基本的な生活習慣を確立する(中1〜中2)
    • 社会の中のさまざまな職種を理解する(中2〜中3)
    • 資格・職業を知る(高1〜高2)
    • 卒業生や講師の講演(高1〜高2)
    • 進路に合った学習を深める(高2〜高3)
    • これから社会に出る一人の女性としてのリーダー性、知性を養う(高2〜高3)
    進路講演会
    先輩から学ぶ生徒

    進路講演会

    人生の先輩から生き方を学びます。

高校ではさらに自発的な学びを深める探究学習として

自ら見出した「正解のない問い」と向き合い、調べ、考えて新しい答えを創造していく活動です。
解決困難な問題があふれる世の中に合って、皆でより良く生きられる社会の実現を目指し、世界を切り開いていく力を育みます。

研修旅行・夏期行事

他者を思いやり、協力し合う心を育む

自然や文化に触れる経験を共有し、共同生活を通じて友人との絆、クラス・学年の一体感を強めていきます。様々な体験を分かち合い、理解を深めることも教育の大切な役割です。

  • 中学1年 「宿泊研修」
  • 中学2年 「大山研修旅行」
  • 中学3年 「長崎研修旅行」
  • 高校1年 「沖縄研修旅行」

写真:ボート

写真:ボート