Education 教育について

カトリック教育

教育理念 心を清くし 愛の人であれ

豊かな人間性と、確かな知性とが揃ってこそ、社会に真に貢献できる人であると考え、 学習指導だけでなく、人間教育にも力を注いでいます。

教育について – カトリック教育 –

カトリック教育

人にしてもらいたいと思うことは何でも、
あなたがたも人にしなさい

カトリックのミッションスクールである清心の教育は、
一人ひとりが神から愛され、かけがえのない存在であるというメッセージを受けとめて、
自分を大切にし、他者を愛し、他者と共に生きようと志す女性の育成を目指しています。

誰もが愛されていることを実感し、他者と一緒に歩む喜びを日々の学校生活で見出していけるよう、
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイ7章12節)を実践目標とし、
生徒たちは人のために具体的に行動することを心掛けています。

全ての教育活動の根底に息づくカトリックの精神。日々の授業や実践、行事など、清心のあらゆる活動は、
自分を磨き、他者を受け入れ、他者に寄り添い、他者と共に歩みつつ「社会の良心」として行動する力を育むためにあるのです。

瞑黙
「わたしの魂よ、沈黙して、ただ神にむかえ」(詩編62篇6節)

瞑黙は目を閉じ、心を静め、祈りのうちに自己と向き合うために行う清心の伝統で、様々な場面で見られます。たとえば休憩から授業へと切り替わる授業開始時には、動きを止めて目を閉じ、心も体も黙することで、これからの時間に真剣に向き合えるよう気持ちを整える助けになります。そして終了時の瞑黙は、共に学んだクラスメイトと教員、さらにこのかけがえのない時間に感謝する姿勢につながります。

祈りと奉仕
「受けるよりは与える方が幸いである」(使徒言行録20章35節)

私たちは神からはかりしれないほど多くのものをいただいています。いただいた恵みに感謝し、それを他の人に還元していく、というのが奉仕の精神の土台です。清心の基盤であるカトリック教育、創立者の名を冠したMJプログラム、生徒主体のボランティア活動を主導するNDA委員会など、清心には祈りと実践の機会が豊富にあります。これらの活動を通じて、生徒たちは、神からいただいたタレント(能力)を他者のために活かしていく、「無償の奉仕」のあり方を学んでいきます。

クリスマス
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ3章16節)

クリスマスは、神が私たちを愛してくださっているしるしであるイエス・キリストの誕生をお祝いする大切な日です。清心のクリスマスは、中学1年生が校内の飾り付けをするところから始まります。12月に全校で実施するクリスマス行事では、ミサに続いて中学3年生によるキリスト誕生の聖劇「クリスマスタブロー」、高校3年生によるハレルヤ・コーラスが花を添え、学校全体でイエス・キリストの誕生をお祝いします。また、12月24日の夕方には、同窓生や近隣の方にもおいでいただき、ミサが行われます。

静修の日
「静かにささやく声が聞こえた」(列王記上19章12節)

卒業を目前に控えた中学3年生と高校3年生が行います。共に学び、過ごしてきた仲間と、時間と空間を共有しながら、沈黙の内にこれまでの歩みをふりかえり、感謝のお祈りをします。静修の日は、沈黙の中に身を置くことにより、中学、高校生活の中でいただいたたくさんのものに気づき、お世話になった方々や神への感謝の気持ち、そして未来へと歩みを進める勇気が芽生えるときです。

カトリックとノートルダムのネットワーク
「人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」(ヨハネ15章5節)

カトリックは「普遍的」を意味します。生かされた命を受けとめ、喜びや悲しみを共に分かち合い、より良い世界を築こうとする営みは世界共通のものです。本校は、カトリック教会の持つ世界的なつながりとナミュール・ノートルダム修道女会や姉妹校のネットワークを活かし、グローバルな視野とローカルな実践とを教育活動に取り入れています。 (写真は2019年、フランシスコ教皇来広時のボランティアの様子。本校からは約120名が参加。)