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写真:本

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今日の清心 2024.05.16

旧聖堂・修道院改修工事について

本校のシンボルでもある赤い屋根の建物の一部、旧修道院について、これまでの経過と今後の予定をお伝えします。このことに関する記事が5月15日(水)の中国新聞に掲載されました。5月18日(土)付けの中国新聞デジタルでは、内部のようすも紹介されています。

本校の設立母体であるナミュール・ノートルダム修道女会の広島修道院は、1955年に建てられました。戦後の復興に寄与されたシスター方が祈りを捧げながら学校を支えてくださった、その象徴である修道院ですが、建物の老朽化とシスター方の高齢化に伴い、2017年に平地に移動されました。

この間、修道院に付設されていた聖堂は生徒や卒業生も利用してきたものの、修道会からは、修道院すべて解体の方向が示されました。その後、施工業者の清水建設の皆様にも相談しながら、時間をかけて修道会と学校側が今後の対応の協議を重ねてきました。建築家専門家OGによる「なでしこ建築会」が結成され、「ひろしまアーキウォーク」のご協力もいただきつつ、現地調査や見学会が実施され、見どころや見学会の際の講演記録をまとめたミニ冊子も出版され、皆さんの関心が高まってきました。

最終的に、本校のアイデンティティにも触れられる聖堂と付随する部屋は耐震補強の上で、保存、住居部分の一部は解体が決まりました。補強が済んだ段階で修道会から学校側に譲渡予定の予定で、施工業者との改修協議を重ねています。

6月から聖堂と付随する部屋の耐震補強、秋から解体作業が開始され、解体部分は庭園と通学路の一部を整備して生まれ変わる予定です。西欧の歴史的な雰囲気を醸し出す聖堂は、1950年代の職人の手仕事技術水準が高かった壁と床がほぼ残せるものの、屋根瓦は全面的に新調し、一部残る部屋は、多目的室、展示室、生徒サポート部屋として活用予定です。解体部分の屋根瓦は、再生案を生徒たちから募り、庭園整備に活用する計画もあり、工事は来年度初めまでかかる見通しです。

歴史的な建物の保存価値も重々承知の上、資金面、運用面での苦渋の決断として、一部保存、活用という形となりました。これまで、時に神秘に包まれ、時に遠い存在だった修道院に関して、私たちも実際に中に入り、実体験として祈りの雰囲気に触れることは大きな意義があると感じています。これまで何度か見学会を「なでしこ建築会」が主催してくださり、感謝申し上げます。また、この19日(日)の事前予約制の見学会にお越しの方も気をつけてお越しください。(すでに参加申込は締め切っておりますので、ご了承ください。)

なお、5月26日(日)の学園祭ではミサをこの聖堂で行います。改めて、シスター方が紡いでこられた歩みに尊敬と感謝の念を抱きながら、祈りの込められた建物とその思いを新しい時代につないでいく大きな改修事業です。特に、庭園・通学路整備費用1億5千万円に関しては、ジュリー教育基金を充てたいと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 Webページの「ジュリー教育基金」もどうぞご参照ください。