今日の清心

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2021年08年06日 | 日記

今日は8月6日。
広島では76回目の「原爆の日」をむかえました。

新型コロナウイルス感染症が流行するまでは、世界平和記念聖堂をメイン会場とする「平和行事」に多くの清心生が参加者として、また聖堂案内ボランティアとして関わらせていただいていました。

 

過去の聖堂案内の様子

残念ながら、昨年そして今年と会場での参加者が制限されており、直接参加することが難しい状況が続いています。
そこで、今年は世界平和記念聖堂からのオンライン中継を利用して、登校している生徒と一緒に祈る時間を持ちました。(校長ブログ8月5日8月6日の取り組み」)

会場のNDホール講堂には、自主学習会に参加する68期高Ⅱと67期高Ⅲやクラブ活動のために登校している生徒、教員が集まりました。

祈りの集いでは、最初に原爆により持ち主をなくし、広島平和記念資料館に収められている収蔵品が「語り部」として私たちに語りかける、アーサー・ビナードさんによる写真絵本「さがしています」の朗読に静かに耳を傾けました。その後、原爆投下時刻の8時15分に黙祷をささげました。

 

清心の学園敷地内に入る手前にも被爆建物「己斐調整場送水ポンプ室」があります。

登下校時にいつも目にするこの「語り部」の声にも耳を傾け、平和のために働く人になりたいという想いを新たにした76年目の朝でした。

 

≪平和を求める祈り-アシジの聖フランシスコ-≫
わたしをあなたの平和の道具として、お使いください。
憎しみのあるところに 愛を、
いさかいのあるところに ゆるしを
分裂のあるところに 一致を、
疑惑のあるところに 信仰を、
誤りのあるところに 真理を、
絶望のあるところに 希望を、
闇に光を、
悲しみのあるところに 喜びを、もたらすものとしてください。
慰められるよりは 慰めることを、
理解されるよりは 理解することを、
愛されるよりは 愛することを、わたしが、求めますように。
わたしたちは与えるから 受け、
ゆるすから ゆるされ、
自分を捨てて死に、永遠の命をいただくのですから。 アーメン。

 

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