今日の清心

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2019年09年20日 | 日記

中学2年生のSDGsの取り組みの目標は「海の豊かさを守ろう」です。9月19日はその目標を果たすべく,クラスでの取り組みを考えました。

・「シャンプーリンスの詰め替えを積極的に行って,容器のゴミを減らそう」

・「my○○を持とう」

などそれぞれに今後取り組むことが決まりました。どのクラスも真剣に話し合い,活発な意見交換がなされていたと思います。

70周年記念行事委員が進行役となりましたが,Mさんは「クラスの人それぞれに意見があって,46人が46通りの考えを持っているので,それをまとめていくのが大変だと感じました。」と話していました。

学年としても竹繊維のストローを再利用しながら使用します。竹繊維のストローは ,耐水性が72時間以上,耐熱性マイナス20度から80度,燃えるゴミとして処理できます。燃焼時にも有害物質が出ないのだそうです。まずは先頭に立って使用してくれた委員のYさんが「何回か使ってみましたが,使い心地が良かったです。」と話してくれました。生徒達に配布すると,「タピオカのにおいがする。」といった声も聞こえてきました。(本当?)

その後,「JANICのひとこと多い張り紙」にならって,張り紙作りを行いました。「なかなか良い言葉が思いつかなくて大変でした。」と言っている人がいる一方で,「上手に作れました。」と言う人もいました。例えばこんな感じです。


それぞれに創意工夫されていますね。中2の目標だけでなく,他の目標で張り紙作りをしている人もいて,自分達の目標のみならず,SDGsの17の目標を再認識することができたと思います。小さなことを意識しながら取り組みが続けられればと思います。最後に,委員の生徒達が作って紹介したコメントの一部を載せておきます。

「確かにプラスチックは私達の生活を便利にしてくれましたし,再利用もされています。来年の東京オリンピックの表彰台も45トンのプラスチックが再利用されて作られます。東日本大震災の仮設住宅で使われたサッシも使われるようです。オリンピックが終わった後は,学校教材として使用されるのだそうです。しかし,私達人間のプラスチックの捨て方に問題があります。中身が残っているまま捨てられてたり,汚れたまま捨てていると再利用することができません。プラスチックゴミは紫外線や波で細かくなると5ミリメートル以下のマイクロプラスチックとなります。日本で発生するマイクロプラスチックは,99パーセント以上が除去されますが,それでも処理しきれないマイクロプラスチックが一日あたり10億個河川へ放流されています。魚がそれを食べてしまうこともあります。それを私達が食べることだってあります。そうです。プラスチック問題は私達に多いに関係があることなのです。」

プラスチックに溢れている中で生活する私達にとって,それをなくすことは難しいことではありますが,さまざまな問題を見つめて考えたり,削減するために実行したりする機会を通して,成長していってもらいたいと思っています。

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