今日の清心

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2019年09年19日 | 日記

突然ですがみなさん,「文豪」って知っていますか?文豪は非常に優れた文学者のことを言うのですが,日本の文豪で有名なのは,千円札でおなじみの夏目漱石や,芥川龍之介,太宰治ですね。「名前を知っている!聞いたことがある!」という人は多いと思いますが,実際にその作品を読んだことのある人は少ないのではないででしょうか。そこで,もっと文豪を知ってもらうために,いろいろな文豪の本を紹介したいと思います。

1. 夏目漱石『吾輩は猫である』
書名を知っているだけでなく,実際に読んだことのある人も多い作品だと思います。長編小説なので,長くて途中であきらめた人もいるかもしれませんね。語り手が猫なのが特徴的で,猫が語る人間の日常がとても面白いです。特に飼い主のエピソードは笑えるものが多いです。堅い文章では全然ないので,読みやすいです。

2. 太宰治『お伽草紙』
こぶ取りじいさん,浦島太郎,カチカチ山,舌切りすずめなど,誰でも一度は読んだことのある童話が,太宰治の独特な解釈によって描かれています。あの童話がこんなふうになるなんて・・・と,全く違う話になっているのが面白い点。今で言う二次創作です。短編集なのですきま時間に楽しむことのできる本です。

3. 中島敦『山月記』
とてもきれいで悲しいお話です。少し難しい文章表現もありますが,読めないことはありません。主人公の男が詩にこだわって虎になってしまうという内容で,生きていく上でためになる話だと思います。こちらも短編小説なので,休憩時間などに読んでみてはいかがでしょうか。

私が個人的に読んで感じたことを書かせていただきました。お読みいただきありがとうございました。

中3生徒記

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