今日の清心

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2017年12年12日 | 日記

高校図書委員会が12月12日の放課後に「この世界の片隅に」のDVD上映会を行いました。この作品は数々の賞を受賞し,大きな話題となった作品です。第二次世界大戦下での広島・呉に生きる人々の生活をすずという女性を中心に描いています。作品には広島の風景や広島弁がでてきて,とても身近なものに感じられます。テスト後ということもあり,中・高合わせて約50名の生徒たちが鑑賞に訪れました。生徒たちの感想を紹介します。

中学1年生 Hさん

戦時中,苦労も多かっただろうなという時代にあんなにも懸命に,そして明るく生きていたすずやすずのまわりの人々を見ていると私自身も明るくなれますし,とても感動しました。実際,戦時中を生きていた人々も『つらい』『悲しい』という思いをしながらもそこに『楽しい』『うれしい』といった明るい気持ちを持っていたのだろうなと感じることができました。このお話は広島や呉が舞台となっていて,とても身近な場所なので,とても話に入りやすかったです。このお話を見ることで,戦時中のことにも積極的に触れていこうと思えました。

高校1年生 Sさん

「この世界の片隅に」という映画を見て,まず思ったことは,登場人物の温かさです。戦時中なのに,家族で笑う時間があったり,すずのちょっと抜けているところがほのぼのしていて心が温かくなりました。一方で,大切な人をなくして,「あのとき,左手で手をつないでいたら…」など,すずが後悔しているシーンが印象に残りました。戦争で原爆のこととかはよく言われるし,私たちも小さいころから勉強しているけど,呉やその他の地域の空襲の被害などはあまり知らなくて,アニメーション映画であっても悲惨さが伝わってきて,悲しくなりました。

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