今日の清心

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2017年08年30日 | 日記

中高社会部は毎年夏休みに1泊の研修旅行を行っています。今年は8月3日・4日に,愛媛県へ行きました。

1日目は,内子(うちこ)町へ行き,地元のボランティアガイドの方にお話しを伺いながら,町並みや資料館を見学しました。内子町の護国地区は江戸時代から金比羅参りの旅人や四国八十八カ所巡りのお遍路さんが行き交う街道で,宿場町として栄えました。和ろうそくなどに使われた木蝋生産が盛んで,明治期には全国生産の約40%を占めていました。町の中には,木蝋生産で繁栄した家の住宅や,木蝋資料館,今も歌舞伎などが演じられている芝居小屋「内子座」などが残されています。ボランティアガイドの方に,内子の歴史や町並み保存活動のことなどについて詳しいお話しを伺い,とても勉強になりました。1日目の夕方には宿泊した宿の近くにある道後温泉本館(重要文化財の建物)の館内見学も行いました。

2日目は松山市内の見学でした。四国八十八カ所の一つである石手寺,正岡子規や夏目漱石など松山ゆかりの人々を紹介した松山市立子規記念館,司馬遼太郎の明治時代を舞台にした歴史小説『坂の上の雲』を紹介した坂の上の雲ミュージアム,その主人公である秋山兄弟の生誕地,江戸時代につくられた天守が残る松山城などを見学しました。

 

♦部員の感想♦

初めての社会部研修旅行。私にとっては中学最初の大きな部活動で,少し不安でしたが,内子や松山の見学で,日本の良い所を広島以外でも感じることができ,嬉しかったです。お姉さんと接する機会も部活でしかなかなか得られない中,今回の旅行で一緒にたくさんお話ができ,優しくしてもらえました。これからも社会部で,自分の感性と好奇心・探究心を育てていきたいと思います。(中1Sさん)

 今回の研修旅行先の愛媛県のことについて,私はほとんど何も知りませんでした。でも,内子の木蝋資料館や町並み,松山の秋山兄弟や夏目漱石,正岡子規ゆかりの地へ行き,愛媛からただよう明治の香りを感じ,また行きたいなと思いました。(高ⅠOさん)

内子座の前で 内子の町並み見学 松山城天守からの眺め

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