今日の清心

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2019年11年05日 | 日記

11月1日(金),午前中に学園慰霊祭が,午後には創立70周年記念行事が行われました。
学園慰霊祭は,お亡くなりになった清心ゆかりの方々を偲ぶ時間です。慰霊ミサの前には,高校3年生が作成した「命」をテーマにしたスライドを全校で視聴しました。重たいテーマに正面から向き合い,議論を重ねた高Ⅲの思いはしっかりと後輩の胸に響いたようです。

午後から行われた創立70周年記念行事のテーマは,「描こう!10年後の未来図」。第1部で「過去」を振り返り,第2部で「今~未来」を描き,第3部で「みんなで!」という気持ちを共有するというコンセプトで行われました。
第1部はこれまでの清心を写真と先生方のコメントで振り返りました。特に印象的だったのは,岩崎同窓会会長のお話です。清心の中学校校舎は火事で全焼したことがあり,現場に駆け付けた生徒たちに,当時の校長先生が「明日からも授業は行います」と毅然とおっしゃったそうです。70年の歴史の中には時に辛い,困難な出来事も生じますが,それらを乗り越えて今の清心があるのだということを改めて実感しました。

第2部のテーマは「自分たちの未来を,自分たちでつくっていくために」。これまで生徒たちが取り組んできたSDGsに関しての動きを全体で共有し,深める時間です。講師として「クローズアップ現代」のキャスターとして活躍され,現在はSDGsに対しても熱心に取り組まれている国谷裕子さんをお迎えしました。
第2部前半,「クローズアップ未来(フューチャー)」と題して行われたパネルディスカッションでは,進行台本があったものの,全編ほぼアドリブで進行しました。国谷さんからの質問に緊張しつつもしっかり回答するコメンテーター生徒たちの姿の頼もしかったこと!そして生徒たちの話をしっかり聞いてさらに掘り下げいく国谷さんの,キャスターとしての力量に圧倒される時間でもありました。

第2部後半は,国谷さんの講演会でした。2030年に達成することを目指して全世界で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)の意義,国谷さんご自身の思いを語っていただきました。「私たちは,地球を救う可能性のある最後の世代である」というメッセ―ジをしっかり受け止めたいと思います。
第3部は合唱曲「Believe」の全体合唱と記念撮影でした。みんなで未来を信じよう,という気持ちが歌声となって講堂に響きました。記念撮影で一人ひとりが掲げたのは,SDGsの17の目標の色と同じものです。仕上がりが楽しみですね。

各クラスのSDGsへの取り組みは今後も続いていきます。また少しずつご紹介していきたいと思います。
なお,創立70周年記念行事の第2部の様子が,期間限定でNHK広島 NEWS WEBのページからご覧いただけます。「中高生が『SDGs』で報告会(11月1日)」(外部ページに移動します)

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