今日の清心

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2019年08年30日 | 日記

私は,中学生による「伝えるHIROSHIMAプロジェクト」に参加しました。計5回の事前研修を通して平和へのメッセージを英語と日本語で作成し,8月5日に平和公園にいらっしゃる外国人観光客の方々,そして8月6日の平和記念式典に参列された駐日大使の方々に,直接発信するということを行いました。

平和記念公園では,見ず知らずの外国の方に話しかけることにとても緊張しましたが,どの方も真剣に話を聞いてくださいました。特に,フランスから来た男性に「英語が上手」と言ってもらえて嬉しかったです。
また,南アメリカ出身の駐日大使の方とお話したことも貴重な体験となりました。「私にも君と同い年の孫がいるから,国に帰ったら,孫を通じて若い世代に君の考えが伝わるように努力するよ」と言ってくださり,とても感動しました。

広島に住んでいる私たちにとって,「戦争」といえば「原爆投下」だと思います。しかし,全世界でそのイメージが共通しているわけではありません。長崎の人々にとっては同じ原爆でも8月9日のことでしょうし,東京の人々にとっては東京大空襲でしょう。国を超えてドイツではホロコースト,アメリカでは真珠湾攻撃かもしれません。

私たちが他の国や地域で起こったことについてあまり知らないように,他の国や地球の人々も,「8月6日」についてあまり知りません。このままで良いのでしょうか。
「原爆投下は必要だった」と考える人々や,8月6日がそもそも何の日か知らないという人々が残念ながらまだ大勢いるということを,今回のプロジェクトに参加して学びました。
全世界の人々にヒロシマのことを知ってもらい,また私たちも,他の国谷地域の歴史を知ることが,私が思う平和への道です。

~中2生徒記~

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