今日の清心

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2016年03年12日 | 日記

校長日誌や英語ブログでも紹介されたように,清心では毎年、3月11日に全校生徒で「祈りの集い」を行っています。今年は、高校生徒会の会長・副会長が中心となり、集いの内容を構成し、教室のテレビに映す写真の選定も行いました。その際、来週(3月)14日(月)に講演に来てくださるフォトジャーナリスト安田菜津紀さんからご提供いただいた写真も一部使わせていただきました。ありがとうございました。

当日は学年末テスト終了後、13時から15分間、それぞれの教室で、生徒・教員はその思いを受け止めながら聴き、黙祷をし、最後に全員で、キリスト教系の学校で使われているお祈りを捧げました。その一部と祈りを紹介させていただきます。

東日本大震災犠牲者・被災者のための祈りの集い

前略

土を盛って行われる津波対策のかさ上げ工事は行われていますが、津波で失われた緑の再生まで手が回っていない地域が多くあります。

そのような東北の緑の再生へ少しでも貢献できればと思い、みんなで集めたベルマークを使って昨年の4月に清心ではドウダンツツジの苗木を買い、学校で1年ほど育てて東北の被災地に送るという緑のバトン運動に参加しています。この8本のドウダンツツジは、中学昇降口でマリア様に見守られながら少しずつ成長しています。これらの苗木は今年の春「千年希望の丘」に植えられる予定です。

2016 祈りの集い1

2016祈りの集い3

「千年希望の丘」は宮城県岩沼市にあります。この希望の丘は、千年先を見据えて作られています。「いのちを守る」「大震災を伝える」という人々の想いを未来の子供たちに伝えることを目的にしています。

2016祈りの集い2

清心では、4年間毎年有志の生徒が夏休みに被災地を訪れ、現地の方々と一緒にボランティア活動をしています。そして帰ってきてからは、学校全体に現状を伝え、思いを共有するとともに、今の私たちに何ができるか考えてきました。

私たちは忘れません。2011年3月11日のあの悲しい出来事を。今なお苦しみ、困難な状況の中におられる方々のことを。命の尊さ、人とのつながりの大切さを。復興への思いを共有し、東日本大震災で被災した皆さんが一日でも早く元の生活を送ることができるよう、「東日本大震災を受けて祈りをともに」をみなさんで唱えましょう。

“神様、地震や津波にあって、今も苦しんでいる人々をお助けください。家族を失くした人々、家や仕事を失くして困っている人々、悲しみや苦しみのために心の力を失くしている人々に勇気と希望をお与えください。そしてわたしたちも、この人々のことをいつも思い出し、助け合う心をもつことができますように。イエスさまのみ名によって。アーメン“

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