1時間で50冊の本と出会う~お試し読書・中1~
2022年06年14日 | 日記

現在、中学1年生は「お試し読書」に挑戦中です。お試し読書とは、短い時間で次々と本を回し読みしていく、いわば本の試食会。今回は様々な分野の本と出会い、読書の幅を広げることを目標にして、お試し読書を行いました。
まずは、事前に用意した120冊の本を、10冊ずつ12の机に並べます。一つの机に並べられている本は、図書館の本の分類に使われるNDC(日本十進分類法)の、0類~9類の本を1冊ずつ揃えた内容となっています。10冊の本を眺めるだけで、自然と様々な分野の本と出会うことになるという仕掛けです。
本の中から読んでみたい1冊を選んで・・・
4分間の読書タイム。
用紙に、その本を読んでみたいかどうか記入して、本のセットを隣に回します。この作業を1時間の中で5~6回繰り返すことになるので、結果として50冊~60冊の幅広い分野の本と出会うことになります。
実際にお試し読書を実施してみての、生徒のコメントを紹介します。
・面白い本がたくさんありました。今日60冊の本と接してみて、読んでみたいと思う本がたくさんあったので、今度図書館に来たらぜひ借りてみようと思います。
・私が図書館に来たときは、わりと9類(文学)のものばかり見がちだが、改めて他の類の本を見てみると、普段読まない分野にもこんなに面白そうな本があったんだ、と驚いた。絶対に手に取らなさそうな本も、案外面白かった。お試し読書をまたしてみたい。
・今まで小説しか借りていなかったけど、色々な種類の本を読んで世界が広がったように感じた。
・今まで手に取ったことのない本を読んでみて、「本っておもしろい!!」と改めて実感しました。
・私にとっては夢のような楽しい時間でした。ありがとうございます・・・
・最近読みたい本がなかなか見つからなかったのですが、10冊の中から1冊選ぶという方法によって、読みたい本がすぐに見つかりました。
・今までよりも本が好きになった気がします。今までは小説の中でしか面白い本、興味深い本はないと思い込んでしまっていた気がします。でも、どの分野にも面白い本があり、読書の視野が広がりました。
同時に図書館では、幅広い分野の本に興味を持ってもらうための「NDCポイントカード」を配布中です。0類~9類まで、本を借りる度に押してもらえるスタンプを集めると、豪華景品がもらえます!景品を提供くださったのは、いつもお世話になっている廣文館さん。ご協力ありがとうございます。
ぜひ、本で皆さんの世界を広げてくださいね!