MJプログラム
概要
本校では、創立者マザージュリーの教育理念に基づく、6年間を通した体系的な教育プログラムである『MJ(Mother Julie)プログラム』を展開しています。
『MJプログラム』を、入学後の中学1年生にこのように説明しています。
学問の場である学校では、「基礎学力を身に付ける」ことは、もちろん、最も大切なことです。ただ、「学力」とは、知識のみではなく、意欲・思考力・判断力・表現力・想像力・創造力などまで含めた、総合的な能力です。
自ら学び、自ら考える力を育み、「学ぶ心」を培うことが将来を生きていく力になることでしょう。また、皆さんは、家族・友人・学校・社会の大小さまざまな共同体を構成する人々の「支え」のもとに生活しています。ですから、この「支え」に感謝すると共に、周囲の人たちに対して惜しみなく「支えあう心」を現わすことが求められています。
マザー ジュリーは、愛に基づく人間尊重の精神によって、正義が社会に実現されることを望まれ続けました。社会に真に役立つ人とは愛の理念を礎として生きる人です。自分だけでなく、他者を幸福にする奉仕に積極的に参加していきましょう。この「奉仕する心」も日常のささやかな生活の中から実践していきましょう。
このように「感謝する心、学ぶ心、支えあう心、奉仕する心」を、さまざまな分野の学習を通して育むことを、
『MJプログラム』は目指しています。
学年ごとの取り組みの紹介
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | 高校Ⅰ年 | 高校Ⅱ年 | 高校Ⅲ年 | ||
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カトリック学習 | |||||||
・マザージュリーの日の祝日記念ミサ
・聖母月にマリア様に献花(中学生) ・クリスマスタブロー(中3) ・週1回の宗教の授業
・全ての教育活動の根幹にあるカトリックの精神 |
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ボランティア学習 | |||||||
太田川清掃 ブラインドウォーク |
身近な校外でのボランティア活動 | 身近な校外でのボランティア活動 | 手話講習会 |
車いす体験 東北復興支援ボランティア(希望者) |
アフリカへの靴の寄付 | ||
ジンバブエ支援・チャイルドファンドジャパン募金 | |||||||
人権・平和学習 | |||||||
「広島」 「ヒロシマ」 「廣島」 についての学習 |
大久野島など、加害の歴史の学習 人権についての学習 |
人権についての学習 | 沖縄についての学習 | 人権についての学習 | 一人の人間としていかに 生きるべきかを考える | ||
性の学習 | |||||||
思春期の成長過程や女性を取り巻く環境の学習などを通じて、一人の女性としての生き方を考える | |||||||
文化・国際理解学習 | |||||||
言葉・食文化・踊りなど、異文化体験ユニセフ職員によるワークショップなど 日本文化(茶道、華道、座禅、合気道)を体験する |
JICA職員による講演など 茶道、華道、座禅・着付けから選択して体験 |
朝鮮通信使に関する学習・フィールドワーク | 国際理解について、中学時代に学んだことや種々の教科学習から学んだことを統合し、国際理解を深める | ||||
AIU・AFS・YFUなどの高校生留学プログラム(希望者) | |||||||
キャリア学習・進路学習 | |||||||
生活面、学習面の基本的な生活習慣を確立する | 社会の中のさまざまな職種を理解する |
資格・職業を知る 卒業生や講師の講演 |
進路に合った学習を深める これから社会に出る一人の女性としてのリーダー性、知性を養う |