今年も東京から田園調布雙葉小学校6年生の皆さんが、広島に2泊3日で

来られました。5年前から、本校の高校審議会や有志の生徒たちが

半日を一緒に過ごすという大変ありがたい機会をいただいています。

今﨑校長時代から、素晴らしい児童の皆さんと先生方とお聞きし、私も昨年度に続き、

ご一緒させていただきました。9月6日(木)の報告も含め、地元の私たちも心に

染みる企画だと思いますので、ご紹介させていただきます。

一日目は、広島駅から被爆電車二両で原爆ドーム前に到着されました。

私たちは何気なく乗っている被爆電車。沿道でお待ちしていると、二両ほどの

被爆電車の中から手を振る可愛らしい姿。「ようこそ、広島へ!」

被爆後わずか3日後には己斐から西天満町まで走ったという電車の姿からも

復興の第一歩の重みを改めて感じました。

原爆ドーム前でご対面。

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班に1~2名高校生がついて、平和公園・資料館~宿泊旅館までを

一緒に過ごしました。

まず、原爆慰霊碑前での「祈りの集い」は、祈り、歌、そして、一人ずつの献花という

とても厳かな式。

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とても礼儀正しい皆さん、ハーモニーも美しく、祈りが深めらました。

リニューアル中の原爆資料館はとても混雑していましたが、班ごとに時間いっぱい

熱心に廻り、常設展以外に地下の特別展にも行き、あっという間に約束の滞在時間が

過ぎました。本校の高校生も熱心に説明していたり、逆に小学生の真剣な眼差しに

刺激を受けていたりだったと思います。

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原爆の子の像前でのセレモニーでも、祈りと歌が空いっぱいに響いていました。

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その歌とは、「いのちの歌」…歌詞とメロディが心に響きました。

私は6月に大阪での研修会で、この歌を歌ってくれた中高生の素晴らしい合唱も思い出しました。

その後、爆心地前を通り、本通りを通り、旅館まで一緒に向かって、そこでお別れしました。

翌日は被爆体験を聞かれ、宮島に行かれたそうです。

その翌日は観音町教会で被爆ピアノも使ってのミサやキャンドルサービスとお聞きしました。

西日本豪雨災害を受けて、お小遣いから献金もしてくださったと聞き、頭が下がる思いです。

 

参加した高校生の感想の一部を紹介させていただきます。

「田園調布雙葉小学校の皆さんはとても落ち着いていて、素直で、礼儀正しいなという

印象です。常に私についてきてくれ、わかりにくい説明もしっかりと耳を傾けて

聞いてくれ、メモまでとってくれました。また、資料館では、熱心に動画や

説明文、展示物に見入って、時にはメモをとりながら、真剣に”ヒロシマ”を

知ろうとし、考えている様子にとても有り難いことだなと胸を打たれました。

私自身、再度”ヒロシマ”について思いを馳せることができましたし、

このような貴重な時間を皆さんと共に過ごせたことをとても嬉しく思っています。」

「私は小学生のときに広島のことを学んでいたものの、広島について知らないことが

たくさんあって、事前の準備で改めて学び直すきっかけになり、とても良かったなと

思いました。案内はとても不安に思っていましたが、小学生の皆さんがよく聴いてくれて、

ありがとうございました。東京の小学6年生が真面目に展示を見てくれて、

また質問をたくさんしてくれて、一生懸命広島について知ろうとしてくれていて、

とても嬉しかったです。この小学生の皆さんが今回、広島に来て学んだことを

心に留めて、平和のために動けるような人になって欲しいです。」

「これまで私はよく『自分たちの世代が語り継いでいきたい』と書いていました。

でも、今の私は、戦争や原爆の事実を正しくうまく説明できない もどかしさを

感じました。小学生の皆さんは、たくさんの質問をしてくれて、言葉を選んで

ゆっくり話していた私の説明を真剣に聞いてくれて、その姿勢がとても

嬉しかったです。久しぶりに資料館に行きましたが、改めて史実を学ぶことが

できて、今回参加して本当に良かったです。」

「最初すごく緊張したけど、すごく素直で、純粋で明るくて真面目で、

終わりがけにはたくさん話したり、質問したりしました。みんな好奇心旺盛で

班の人がしっかりしてくれて、声がけとかもしてくれてすごく助かりました。

もう少し自分が勉強していればと思いました。広島の子どもは小さい頃から

原爆ドームや資料館に行っていて、それ自体はいい事なのですが、

慣れてしまっているのではないかと思います。小学校の皆さんには今日感じた

ことを忘れないでほしい、原爆の遺品を見て”慣れ”ないでほしいと思いました。

だから、私もこの会に参加しました。 みんなすごく可愛かったです。」

田園調布雙葉小学校の皆さん、広島にお越しくださり、ありがとうございました。

東京と広島がつながった日、皆さんのお姿に私たちこそ元気、勇気をいただきました。

校長先生をはじめ、引率された先生方にも心よりお礼申し上げます。

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義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。

(ヤコブの手紙3章18節)

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感謝と祈りのうちに